140字で足りないこと

最近「うみねこのなく頃に」を始めました。

ひぐらしのなく頃に業 2話時点での予想と仮説

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ひぐらしのなく頃に」新アニメ化。
放送前の番宣では単純なリメイクのような素振りでしたが、昨日放送の2話から新シリーズ「ひぐらしのなく頃に業」であったことが明かされました。

とはいえファンなら1話の時点で何か様子がおかしいことには気づけていたはず。

 

鬼騙し編ということで、完全な新規シナリオ。2話冒頭ではいきなり梨花と羽入がカケラを俯瞰する世界で会話を始めます。

どうやら本編終了後の話で、古手梨花としても、ひぐらしの惨劇の根源たるルールXYZと黒幕「鷹野」の存在は既知であるようです。

……つまり再び昭和58年に戻されたとしても強くてニューゲームできる? まあ、そんなわけもないでしょう、ひぐらしなので。

 

ルールや黒幕が既知なのは視聴者も同じ。

「業」ではこれまでと大きく異なったゲーム盤になっていると予想されます。当然、惨劇のルールXYZも異なるはずです。

 

……そこで推理に満たない、いくつかの予想をここに掲げておきます。

 

1 北条沙都子・ラムダデルタ説

まず「黒幕は鷹野三四」という部分を変更してくると考えられます。

ここで新たな黒幕候補として浮上するのが梨花の親友である北条沙都子です。

根拠はありません。

……ありませんが、どうにも胡散臭い描写があります。

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上記はヤングエースUP連載中の「ひぐらしのなく頃に業」の一コマです。

この台詞が単純にラムダデルタっぽい。

あ、ラムダデルタはご存知ですか? ひぐらし鷹野三四を上位世界から操っていた魔女のことです。

第一話の部活(宝探し)シーンでは梨花をトラップに嵌めて宝(マジックペン)をゲットした沙都子。その後、梨花のビックリ箱で仕返しされます。これは「鬼隠し編」には存在しなかったエピソードです。

どうにもベルンカステルとラムダデルタの構図を暗示しているようにも思えてなりません。OPでも背中を向けて対立しているような描かれ方ですし。

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またOPで登場する少女の正体も、中学生に成長した沙都子ではないかと予想しています。

というのも、梨花は少なくとも中学生まで成長した段階で、何者かに殺されて鬼騙し編のカケラに至っています。

しかし梨花が聖ルチーア学園に入学したとするならば、雛見沢とは関係のないところで殺害されたということになります。

では誰が聖ルチーアで梨花を殺したのか?

……同じく聖ルチーアに入学した沙都子なら殺害できたのではないでしょうか。動機は不明ですが。

「業」は沙都子が梨花を殺したことから発生したループなのかもしれません。そして彼女が今回のラムダデルタの駒である可能性も、まあ、あるかもな……と思ってます。

 

2 フェザリーヌ覚醒説

フェザリーヌって知ってますか? ひぐらしゲームマスターだった魔女のことです。羽入と同一か、近しい存在です。しかし彼女は記憶装置がバグって人格変容でポンコツになったため、自身の勝利条件を忘れてしまっていました。

そこで駒である古手梨花にゲームの進行を任せ、しかし勝利条件も分からないので、梨花は目的不明のゲームを延々とリセマラさせられていました。

やがて梨花は「生きて昭和58年より先の未来を迎えること」を目標に据え、長いリセマラの末に見事達成しましたとさ。……これが「ひぐらしのなく頃に」というお話です。たぶん。

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ただ今回、明らかに羽入とは異なる角の民のシルエットがOPで登場しました。

そして髪型と角(正確には角のような記憶装置)の形がフェザリーヌのビジュアルに酷似しています。

もしかすると「業」では正気に戻ったフェザリーヌが、きちんとゲームマスターを務めるシナリオなのかもしれません。

事実、うみねこ本編ではフェザリーヌは正気に戻っており、めっちゃ位の高い魔女として登場していました。

ちなみに、うみねこひぐらしの3年後、1986年が舞台です。

「業」に登場する成長した古手梨花が中学3年生だとしたら1986年の話です。

 

フェザリーヌ「ふむ。……ゲームの目的を思い出した。再走するぞ。人の子よ」

 

3 ベルンカステル・ルールX説

「業」で古手梨花は昭和58年リセマラを始めたわけで、これこそがベルンカステル誕生の前日譚と予想する声も多いようです。

ただベルンカステルは(今回の古手梨花とは別に)既に誕生しており、そして「業」のゲームに干渉を始めているのではないかと予想します。

第二話で圭一が鉈を振り下ろしていたとき、彼の脳裏に鬼隠し編の記憶が一瞬フラッシュバックしました。罪滅し編ほど強烈な記憶ではないみたいですが。

これ、第一話で沙都子が梨花に仕返しを食らったときにレナが一瞬だけ呆けていたのも、同じ理由なんじゃないでしょうか。

レナもまた同様に、鬼隠し編で「圭一に撲殺される」記憶が蘇っていたとしたら、どうでしょう。それも断片的に。

「殺られる前に殺らなきゃヤバい!」ってなりません?

鬼騙し編のレナから殺意が漏れてるように見えるのはこれが原因なのではないでしょうか。

だとすれば、記憶の断片的な知覚による不和こそが今回のルールX。

そして他のカケラの知覚は、本来は奇跡的な確率によって起きる出来事です。……奇跡を操るのはベルンカステル

ベルンカステルがゲーム盤に介入し、部活メンバーに他のカケラの記憶の「悪いところだけ」見せているとしたら惨劇の要因としては十分すぎるでしょう。

 

今のところ予想はこの3つ。

当たってなくても言うのは自由ですからね。俺は自由だ。

 

追記

 

古手梨花の年齢について

うみねこのなく頃にEpisode3お茶会にてベルンカステルがニンゲン時代のクリスマスのエピソードを語っています。古手梨花の両親が存命であることから年齢は推測可能です。

 

ラムダデルタについて

「ラムダデルタ卿による回想記」で、名前は伏せられているものの、ラムダデルタが鷹野(田無美代子)に加護を与えていることが明示されています。

また、うみねこの物語を素直に読めば、ひぐらしのゲーム盤において鷹野がラムダデルタの駒であるという理解になると思います。

今回はひぐらしの記事ですので、わかりやすく「操っていた」という表現を用いましたが、「駒にしていた」が適切かもしれません。