140字で足りないこと

最近「うみねこのなく頃に」を始めました。

ひぐらしのなく頃に業 3話時点での予想と仮説

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ひぐらし業、鬼騙し編第3話が放送されました。

冒頭で羽入をぶち込んできたり、やたら力の入った演舞のあった前回と比べてかなり地味な回でしたが、情報としてはいくつか面白いものがあったので、いくつかの予想などをここに記しておこうと思います。

 

1 「鬼隠し+罪滅し」なのか?

Twitterなどを眺める限り、鬼隠し編罪滅し編をミックスしたカケラと予想されてる方が多いようです。実際、シナリオも鬼隠しをベースに「レナの頑張り物語」など罪滅し編の要素を取り入れてるような様子で進行しています。

第3話の描写から、間宮リナと北条鉄平のどちらか、あるいは両者が既にレナによって殺害されていることは確実だと思われます。

ただ、北条鉄平&リナ殺しは罪滅し編の前哨戦のようなもの。そこからレナが疑心暗鬼に囚われ学校を占拠するのは鷹野のオカルト話を吹き込まれ、さらに大石が接触したからなわけで、鬼騙し編のレナにはそこまで至る動機がありません。

これは圭一についても同様で、富竹・鷹野から祟りについて聞かされたわけでもなく、また大石からも過去の事件と部活メンバーの関りを知らされておらず、疑心暗鬼ポイントをそこまで稼いでません。さすがにレナに対しては不信感を抱きつつありますが、魅音を疑う余地は今のところないですし。

なのでシナリオの着地としては鬼隠しとも罪滅しとも違う部分になるのではないかなと予想しておきます。

 

2 雛見沢症候群、発症しないかも?

鬼騙し編ではレナが不穏な行動を取っていますが、鬼隠し編のように圭一の疑心暗鬼が生んだ幻想描写というわけではなさそうです。

恐らく、第一話で圭一がダム現場に駆けつけたとき、レナはリナ・鉄平の死体を隠匿する作業をしており、もしかしたら自分の犯罪の証拠を発見されたのではないかと圭一を監視しているに過ぎないのではないかと思います。そして大石が圭一に接触したことで「やっべー」となり圭一の自宅を訪ねたのでしょう。「嘘だッ」の前に「ダム現場でなんか隠したよね?」と問い詰めてるのは、たぶんそういうことです。今回のレナは祟りについてあんま考えてない。

そして上記の行動のロジックにおかしな点はありません。もしレナが既に雛見沢症候群を発症していたら、もうちょっと妄想爆発させてそうな気がします。あとリンパ節が痒そうな描写もないですし。

また圭一も鬼隠し編に比べてかなり冷静な雰囲気です。KOOLではなくCOOL。いたって自然な言動で、とても発症しているようには見えません。

ここからちょっとメタ読みになりますが、シナリオ的な面白さを優先させるならレナも圭一も発症させてガンガン恐怖を煽る演出をする気がします。それをしないということは、今回のカケラには雛見沢症候群が関与しないという線も考えられなくはないでしょう。富竹、今のところ喉を掻き毟ってないですし。

前回の記事で指摘したように、ルールXが根本から変更されている可能性が濃厚になってきました。

そうなると、四年目までの事件はどういう理屈で発生しとんねん? という話になりますが…。

 

3 富竹と鷹野、どこ行った?

鬼隠し編でも鷹野は行方不明扱いでしたが、富竹はちゃんと変死していました。基本的に死んでしまう富竹のはずが、今回は何と行方不明扱い。死体が出てきていない以上、まだ生存していると考えた方がいいでしょう(うみねこかな?)。

ただ意味不明なのは鷹野の車が祭りの会場に放置され、富竹の自転車も同様に村内に放置されていたという点。

仮に梨花が事前に根回ししていて富竹がどこかに隠れるにしても、興宮まで自転車は使うでしょうし、鷹野だって診療所へ戻るのに自分の車を使うはずです。

鷹野が車を残したのは、失踪をアピールするためという可能性も考えられます。しかしアリバイ作りのためなら失踪よりも焼死体を偽装する方が有効なはずです。これまでそうしてきたように。

さらに言えば、富竹の変死は入江機関を疑わせるためにも必要な事件だったはずです。それが実行されていないということは、東京にまつわるアレコレが存在しないのかもしれません。

鷹野がシロなら失踪の意図が掴めませんし(単純な被害者?)、クロなら死体を提示しない意図が理解できません。あるいは富竹も共犯でまったく異なる事件を画策している可能性もありますが…(キコニアかな?)

 

4 大石は何がしたいの?

鬼隠し編と同様に圭一に接触してきた大石。祟りの話を吹き込んで富竹と鷹野の失踪について圭一の協力を仰ぎます。

しかし、鬼隠し編のように富竹が変死していたならまだしも、今回は単純に行方が掴めないだけ。それも半日ほどの話です。五年目の祟りだと決めつけるには早計過ぎます。

さらにレナの過去についても電話でべらべらと喋る始末。鬼隠し編では圭一がレナに不信感を抱いていたことから大石が情報提供したはずですが、今回の鬼騙し編で大石がレナの話を始めるのはロジックが成立しません。魅音の秘密について喋るならまだ理解できますが……。

となると、大石は既にリナ・鉄平が殺害されたことを勘付いており、容疑者としてレナをマークしているのではないでしょうか。富竹と鷹野はただの口実。鬼隠しが二人なら、生贄も二人というのはリナと鉄平のことかもしれません。

まあ、第三話の大石の台詞自体は「これから二人死ぬかも」みたいなニュアンスでしたが…。

あるいは大石も断片的に別のカケラを知覚していて、富竹と鷹野は五年目の祟りのはずだと確信しているとか、ないですかね。ないか。ないとは言い切れないか。

ちなみにですが、圭一に接触してきたということは、梨花は事前に大石に根回しはしてなさそうです。あなた何してたんですか?