■ルールXYZの反転
「業」におけるオヤシロさまのご神体は、欠損がないだけでなく左右が反転している
これはゲーム盤のルールXYZが反転していることを暗示している
●反転ルールX
仲間を信用することが惨劇要因となる
雛見沢症候群の発症によって、圭一、レナ、詩音が凶行に至る点は従来と同じ
発症自体はフラッシュバックによる記憶の混濁がトリガーとなる
※雛見沢症候群は自身の思い込みを強固にする作用がある
●反転ルールY
富竹の生存が惨劇要因となる
富竹の働きにより終末作戦は中止され、入江機関は早急に解体される
入江機関が不在で投薬できない状況下では、沙都子は必ず末期症状に至る
●反転ルールZ
園崎家、雛見沢暗部への疑惑を解消することが惨劇要因となる
連続怪死事件がニンゲンの仕業ではなく、本当に「オヤシロさまの祟り」だと解釈した発症者が凶行に至る
梨花と魅音は従来のルールにおける大石・鷹野の役割を持つ駒である
梨花は仲間を信用するように助言し、魅音は園崎家への誤解を解消する役割を持つ
■記憶フラッシュバックの法則
「業」では、異なる記憶の「フラッシュバック」がギミックの新要素となっている
ただし無制限に発生するのではなく、一定の法則が存在する
●法則1
フラッシュバックに至るトリガー(類似した状況、言動など)が必要である
鬼騙し編では、圭一が「レナと魅音を撲殺した」記憶は、鉈を振り下ろすという動作がトリガーとなった
そしてレナに「リナと鉄平を殺害した」記憶がフラッシュバックしたのは、部活の種目が「宝探し」だったためである
※罪滅し編で死体が発見されたのは、ダム現場で「宝探し」の部活を行ったため
●法則2
雛見沢症候群の高いレベルで発症したカケラの記憶に限定される
鬼騙し編では、圭一は鬼隠し編の記憶、レナには罪滅し編の記憶のフラッシュバックが発生した
そのどちらも当事者がL5まで発症した世界の記憶を呼び起こしている
ちなみに罪滅し編や皆殺し編で発生したフラッシュバックも、圭一、レナ、詩音に限定されている
このことから、この法則2は従来から存在していると考えられる
沙都子と富竹はほぼ全てのカケラでL5に至っているため、彼らにもフラッシュバックが発生する可能性は高い
また鷹野についても祭囃し編の記憶がフラッシュバックする可能性がある
■綿騙し編・祟騙し編の予想
●綿騙し編
魅音の働きにより園崎家への疑念は解消されるも、今度はオヤシロさまへの恐怖心で凶行に…?
詩音が「既に殺した」と認識している人物と遭遇することで、死者が蘇ったと誤解する展開などが考えられる
●祟騙し編
梨花が生存するシナリオ
「古手梨花が必ず殺される」のが従来のルールYだが、それが反転しているとすれば…?
梨花が生存したことで、滅菌作戦に匹敵する厄災が雛見沢を襲う展開が考えられる
「惨劇回避のために古手梨花は死ななければならない」という提示で出題編が終了し、新章に突入するか