140字で足りないこと

最近「うみねこのなく頃に」を始めました。

うみねこのなく頃に ルールXYZ


ルールX

事件は主犯+複数人の共犯によって遂行される


主犯=真犯人の正体は、魔女ベアトリーチェである。これは一個体のニンゲンではなく、魔女という人格(キャラクター)そのもの。この人格(キャラクター)は右代宮理御=安田紗代によって演じられる


ベアトリーチェは魔女であるため、人間の在島人数に含まれない。基本的に殺人や密室構築には直接関与せず、共犯関係にあるニンゲンを使役して事件を実行する


事件の見立てが第九の晩に至ると、復活の儀式を完遂したと称して、ベアトリーチェは自らの手で殺人を行うことがある。第1のゲームの夏妃殺し、第3のゲームの南條殺しなどがこれに該当する


安田紗代の演じる紗音・嘉音、そしてベアトリーチェの忠実な僕である源次は、全ゲームで共犯者であり、ほぼ全ての殺人はこの三人の手により遂行される


安田紗代の出自を知る熊沢と南條も全ゲームで共犯関係にある。主な役割は偽証である


上記ⅴⅵ以外の共犯者はシナリオによってランダムに選定される


ベアトリーチェは隠し黄金、それを秘密裏に換金した現金で親族や使用人を買収、あるいは脅迫により共犯関係を結ぶ


買収された共犯者たちは殆どが偽証を行うのみに留まるが、殺人を実行するケースもある。第3のゲームでは紗音、嘉音、源次が死亡しており、その後の殺人の続行のため買収した絵羽に殺人を遂行させた

 

ルールY

場の全員が口裏合わせをした嘘の証言は、地の文(ト書き)で現実として描写することができる


地の文が登場人物の主観描写である場合、その人物によって偽られ、都合よく脚色されることがある


上記ⅰⅱは買収された共犯者に限らず、全ての登場人物に許されている。たとえば夏妃は買収されていなくても金蔵と会話する場面が地の文にて記述されている


探偵役に限ってはゲームの公平性から客観的視点を義務付けられているため、上記ⅰⅱⅲのルールは適用されない


買収した共犯者には、魔女である犯人の主張として、黄金蝶を始めとした魔女幻想を地の文で目撃させることができる


共犯者以外であっても、既に死亡した人物、または死に至る直前(具体的には30分前)の人物については、地の文で魔女幻想を目撃させることができる。純粋な犠牲者が魔法で殺害される描写はこのルールに基づく


上記ⅵは犠牲者自身が主観を偽ることに依拠しているわけではないため、探偵役にも適用される。第2のゲームの戦人が黄金蝶を目撃するのはこのルールに基づく


一人二役(三役)である紗音と嘉音を同時に視認することは、魔女幻想の目撃と同様の扱いとなる。厳密には一人二役であることを知る源次、熊沢、南條は共犯者でなくとも同時視認が可能であるが、彼らは全ゲームで共犯者であるために事実上、共犯者特権であると言える

 

ルールZ

事件は殺人事件+碑文解読という二つの出題を組み合わせた形で提示される


殺人事件は探偵役である戦人を対象にしたミステリーであり、事件の動機は6年前の罪を思い出させて謝罪させることにある


碑文解読は安田紗代が自身の運命を決定するために仕組んだゲームであり、安田紗代は碑文解読者に右代宮家の家督と自身の生殺与奪を委ねる心算でいる。彼女は特定の人物が碑文を解読するという結果を期待はするものの、結果が与えられること自体が目的であるため誰が解読しても、あるいは解読されずともそれに従う


二日目24時を迎えた時点で時間切れとなり、地下の大量の爆薬に繋がれた時限装置が作動。屋敷の周囲一帯が爆破される


殺人事件を中止させる方法は、戦人が犯人を特定するか、誰かが碑文を解読してゲームの勝者であると認めさせるしかない


上記ⅴのように戦人が犯人を特定したとしても、殺人は中止されるが時限装置は作動する。安田紗代を殺害したとしても同様である。爆破を回避するためには碑文の解読が必須となる


碑文解読者には隠し黄金、九羽鳥庵への通路の鍵、時限装置の解除方法が与えられる。地下通路は施錠されており、碑文が解読されない限りはそこから逃亡することはできない