140字で足りないこと

最近「うみねこのなく頃に」を始めました。

ひぐらしのなく頃に業 考察 終わらない悪夢の意味

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「夢には必ず何か意味がありますのよ。梨花にとって大切な意味が」

猫騙し編」の発症者は必ず古手梨花を殺害するが、動機に共通点はない

彼ら発症者に古手梨花を殺す理由を吹き込んでいるのは脳内寄生虫そのもの、つまり羽入に類する「人ならざるもの」であり、雛見沢というゲーム盤の支配者(ゲームマスター)である

 

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「もうすぐで人間の脳内に入り込んだ寄生虫を根絶やしに出来るんだあッ!!」

発症者は脳内寄生虫に感染している

脳内から寄生虫を根絶させるには古手梨花が鍵となる

 

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「途絶えなきゃいけないのさ……。この鬼の血はねェッ!!」

古手家は羽入の子孫であり鬼の血を濃く受け継ぐ家系とされる

鬼狩柳桜は人と鬼の血が交わる者にしか扱えない

 

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「古手家の女はみんな、オヤシロさまのお怒りがあるとき生贄にされるために育てられとるんね」

雛見沢症候群の元となる寄生虫は沼から発生する

古手家の女が生贄となり自身に感染させることで村人への感染を防ぐ

 

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「蛆虫病の特効薬は何処にあるんだあッ?!」

発症者を治癒する手段があり、「古手梨花」はそれを知っている

鬼狩柳桜の存在を示唆している

 

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「オヤシロさまは私に巫女を代わるようにと、そうお告げをくださいましたの」

巫女とは女王感染者を意味する

発症者=女王感染者であり、この雛見沢の梨花は女王感染者ではない

 

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梨花の不浄を……”綿流し”して差し上げるんですわ!」

不浄とは寄生虫のことである

寄生虫は「綿流し」することで体内から追い出すことができる

 

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「僕は雛見沢が大好きなのですよ」

ゲームマスターによって示された古手梨花の役割は、鬼の血を継ぐものとして発症者を鬼狩柳桜で討ち、腸流しの儀式によって寄生虫を自分の体に感染させ、女王感染者として雛見沢に死ぬまで留まることである

これのシナリオは太古の雛見沢で羽入を討った古手桜花の再現を目的としている

ひぐらしのなく頃に業 真相考察(猫騙し編2話時点)

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雛見沢症候群2.0(仮)

「業」の雛見沢で凶行に至る人物は「雛見沢症候群2.0」の発症者である

 

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以下が2.0の特徴である

発症すると狂暴化し、リンパ腺に異常な痒みが発生する

単独の寄生虫によって感染するため、女王感染者しか存在しない

(追記:女王感染者を母体として感染者を増やすのが目的か)

宿主死亡後にも寄生虫は消滅せず、死体から次の宿主へ感染する

宿主が死亡しない限りは、次の対象へ寄生することはできない

発症者は記憶継承者(従来の雛見沢症候群(1.0)感染者)の殺害を目的として行動する

 

■女王感染者の変遷

猫騙し編」における圭一発症パターンでは6月13日に惨劇が発生しており、つまり6月13日の時点で既に死亡している人物が(古手梨花のループ起点における)最初の女王感染者であることがわかる

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その人物は「間宮リナ」

本名は間宮律子。園崎組系列の風俗店で働く女で、鉄平の愛人でもある

 

●鬼騙し編

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間宮リナは鉄平と美人局を画策し、竜宮家に近づくがレナによってダム現場で殺害される

間宮リナの死体から2.0がレナに感染。発症したレナは記憶継承した1.0感染者である圭一を襲撃するも返り討ちに遭い死亡する

レナの死体から、第一発見者あるいは圭一本人に2.0が感染して梨花を殺害。その際に抵抗した沙都子も殺害した

 

●綿騙し編

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間宮リナは知人と画策し園崎組への上納金を横領、組によって拉致され殺害される

間宮リナの死体から園崎組の人物に2.0が感染。さらに園崎家の人物を経由し魅音に感染(経由先としてお魎や詩音などが考えられる)

発症した魅音は園崎本家を訪ねてきた沙都子を射殺するも、同じく園崎本家で作業中だった山狗に殺害される

2.0は山狗の一人(梨花と校舎裏で会話していたらしき人物)に感染し発症、梨花を殺害し便槽に遺棄した

 

●祟騙し編

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間宮リナは痴情のもつれから鉄平に殺害される

間宮リナの死体から2.0が鉄平に感染。発症した鉄平は雛見沢に戻り、綿流し当日に1.0感染者である圭一を襲撃するも返り討ちに遭い死亡する

リナ殺しで北条家をマークしていた(沙都子が匿っていると睨んでいた)大石が鉄平の死体を発見して2.0に感染。現場の金属バットを拾って境内の梨花たちを襲撃して殺害した

 

猫騙し編

赤坂:間宮リナの死体から警察関係者を経由して感染

茜 :間宮リナの死体から園崎組関係者を経由して感染

公由:間宮リナの死体から住民を経て感染(経由先が多いため21日と比較的発症が遅い)

圭一:間宮リナの死体を発見して感染(死体に沸いた蛆から「蛆湧き病」を連想した)

 

鬼狩柳桜

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雛見沢症候群2.0の「宿主が死亡すると別の宿主に寄生する」という性質を「死が新たな始まりでしかない繰り返す者」と見立てることで、鬼狩柳桜の能力が有効となる

つまり2.0の女王感染者を鬼狩柳桜で殺害することで、新たな感染を防ぐことができる

 

北条沙都子

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沙都子は2.0と敵対する寄生虫の女王感染者である

記憶継承しているわけではなく、寄生虫である上位存在の神託を受けて行動している

鬼狩柳桜の存在を把握し、祭具殿へと侵入して立像を破壊した

 

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「業」の世界では祭具殿の格子窓に破損はないが、沙都子は南京錠程度であればピッキングできるため、祭具殿の鍵が変更された一昨年あたりから梨花のループ始点である6月12日までの間に行われたと思われる(そのため悟史が関与している可能性もある)

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持ち出した鬼狩柳桜はバラバラに砕け散ってしまったため、そのカケラの一つが立像の中に取り残されていた

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鬼狩柳桜の残りのカケラたちは沙都子のぬいぐるみの中に隠されていると思われる

 

「鬼騙し編」では2.0発症者の襲撃を受けて死亡し、「綿騙し編」では梨花の失踪を圭一が発症したと睨んで園崎本家を訪ねるも魅音に殺害された

「祟騙し編」で2.0感染者が鉄平であると確信したため圭一に殺害させようと焚き付けたが失敗する。綿流し当日、圭一に鬼狩柳桜を託そうとしたところで逆に鉄平の襲撃を受けてしまった

 

■山狗

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「業」の山狗は鷹野の私兵ではなく、別の人物に買収・懐柔されている可能性がある

山狗を買収しているのは間宮リナ以前の女王感染者と考えられ、山狗には鬼狩柳桜の情報が伝達されている

綿流し当日に富竹と鷹野が祭具殿に侵入したため、盗難を疑い二人を尾行。勘付いた富竹たちは足が付かないように他人のトラックを奪って逃走した

鬼狩柳桜が紛失していることから雛見沢村を捜索。「鬼騙し編」で入江診療所が改装作業を行っていたのはそのためであり、「綿騙し編」では詩音も侵入したため園崎本家でも捜索が行われた

 

■上位存在

ひぐらし」の世界において人ならざるもの(魔女と呼ばれる上位存在)たちはアバターとして寄生虫(ウィルス)の姿を借りてニンゲンの脳内に寄生している

(上位魔女のアバターはニンゲンとは限らない。「うみねこ」で魔女ベルンカステルは黒猫をアバターにしている)

羽入の正体は雛見沢症候群の女王感染者に受け継がれる寄生虫であり、似た存在として田村媛命などが挙げられる

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梨花の目が赤く光る演出は、恐らく脳内寄生虫(上位存在)に梨花が操られているタイミングで発生している

しかし本来梨花の脳内に寄生していた羽入が消滅している以上、この操り主の正体も羽入(1.0の寄生虫)とは異なる存在である可能性が高い

その寄生虫とは100年をループした古手梨花の人格そのものである

旧作で上位存在に昇格した古手梨花=魔女ベルンカステルが、寄生虫アバターとして梨花の脳内に寄生していると考えられる

 

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また沙都子の脳内寄生虫の正体は魔女ラムダデルタ(寄生虫自体は田村媛命)、2.0の寄生虫の正体は魔女フェザリーヌ(人格が修復された羽入2.0)であると思われる

 

■真相は寄生虫の派閥争い?

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鉄平はアパートの異臭に気付いておらず、恐らく彼の病状は花粉症などのアレルギー性鼻炎だと思われる

しかし「罪滅し編」の鷹野のスクラップ帳には、雛見沢症候群(1.0)の感染者を検査したところアレルギー反応が見られなかったことが記載されていた

以上から、「業」における昭和58年の盤面では雛見沢症候群(1.0)がほぼ消滅しているという推測が立つ

 

「神姦し編」では、日本全土のニンゲンが土着の寄生虫である「田村媛命」の眷属(羽の民)に感染していたが、あるとき宇宙より飛来した「羽入」を親とする「角の民」の寄生虫が雛見沢に根付いてしまったというエピソードが語られている

なお「羽の民」は「角の民」よりも弱いため、「羽の民」の感染者にも「角の民」は感染することができる(その逆は不可能)

 

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「業」の盤面は、雛見沢症候群が発生した古代雛見沢の状況を再現したものである

 

黒幕である「羽入2.0」の目的は女王感染者を乗り継ぎ、それを母体として寄生虫(ウィルス)を複製し、雛見沢住民全員に感染させることである

沙都子に寄生した「田村媛命」は2.0の感染拡大を阻止すべく、女王感染者に対抗するための鬼狩柳桜を持ち出している

梨花に寄生した「フレデリカ寄生虫(仮)あるいは羽入1.0」の寄生虫(ウィルス)も当然「田村媛命(羽の民)」感染者にも寄生できると思われ、2.0はそれを阻止するために女王感染者である梨花を狙っているのである

ひぐらしのなく頃に業 考察 雛見沢症候群2.0(仮)について

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■旧作の雛見沢症候群

 

雛見沢症候群雛見沢村特有の風土病であり、その研究機関が入江診療所である

雛見沢症候群を発症すると疑心暗鬼に陥り、周囲に対して攻撃的な言動をとるようになる。これが末期症状に至ると殺人や自害などの異常行動に至る

また発症するとリンパ腺(特に首など)に異常な痒みを生じるのが特徴である

 

旧作では雛見沢症候群の発症者が凶行に至ることで惨劇の要因となっており、これがルールXと呼ばれていた

 

雛見沢症候群2.0

 

「業」の雛見沢症候群は従来のそれと性質が異なっている

「業」の雛見沢症候群を「雛見沢症候群2.0」と仮称する

 

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雛見沢症候群2.0の発症者は「古手梨花の殺害」を目的として行動するようになる

また旧作のような段階を経ずに、前日まで正常な思考をしていた人物が急激に末期状態まで至る場合がある(ただし旧作にも末期症状を引き起こすH173という薬品は存在していた)

 

発症者が古手梨花を殺害しようとする動機に共通点はない

逆に言えば、発症者が梨花を殺害する理由は何であっても構わない

魅音 連続怪死事件の黒幕だと確信したため

大石 連続怪死事件の黒幕だと確信したため

赤坂 梨花と自分の脳内寄生虫を排除するため

茜  雛見沢の鬼の血を絶やすため

公由 生贄にして祟りを鎮めるため

圭一 蛆湧き病(首の痒み)を治療するため

 

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発症者の例外として「鬼騙し編」のレナが挙げられる

「鬼騙し編」のレナは、梨花の殺害を余所に圭一を襲撃したためだ

 

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圭一が襲撃されたのは「鬼騙し編」「祟騙し編」の二つだが、どちらにおいてもフラッシュバックによる断片的な記憶継承が発生している

 

つまり「雛見沢症候群2.0の発症者の殺害対象は古手梨花個人ではなく記憶継承者である」と言える

 

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「鬼騙し編」のレナは圭一を襲撃したが、返り討ちに遭い死亡する

翌日、古手梨花の死体が発見されるが、ループした梨花が圭一とレナの惨劇を知っている以上、梨花を殺害した犯人はレナではない梨花と沙都子を殺害後に圭一を襲撃したわけではない)

「鬼騙し編」ではレナの死亡後に、別の発症者が梨花を殺害したと考えるのが妥当である

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ちなみに漫画版の「鬼騙し編」では圭一が6月23日に遅刻ではなく欠席しているため、レナの襲撃が24日にズレている(アニメでは23日に襲撃して死亡)

さらに梨花と沙都子の死体発見も一日遅れており、レナの襲撃が一日ズレると、別の発症者による梨花の殺害もズレることが分かる

 

そして「猫騙し編」での赤坂、茜、公由、圭一発症パターンを見る限りでは、複数の人物が同時に発症しているケースは存在しない

 

以上から「雛見沢症候群2.0の発症者は常に一人だけである。ただし発症者が死亡した場合は別の人物が発症する」という推測が立つ

 

これにより「祟騙し編」で圭一を襲撃したのが本当に鉄平であった場合でも、鉄平死亡後に大石が急性発症したのだと考えられる

 

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なお鉄平については薬を処方されている描写があるが、花粉症などのアレルギー性鼻炎だったのではないかという説が唱えられている。鼻炎のためアパートの異臭に気付かなかったのである

 

しかし本来であれば雛見沢村の住人に花粉症の患者はいない。症候群という寄生虫の影響でアレルギー反応が起こらないためだ

 

つまり鉄平が花粉症であるというのは、鉄平は雛見沢症候群が完治していることを意味する

また鉄平に限らず、他の雛見沢村住人も雛見沢症候群が完治している可能性も考えられる

 

であれば「業」の世界は、古手梨花という例外を除いて(理由は不明だが)雛見沢症候群が撲滅された雛見沢なのではないだろうか?

 

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ここで雛見沢症候群2.0の発症者は、旧型の症候群を完全に抹消するため梨花の殺害に至るのではないかと考える。「鬼騙し編」などの圭一が狙われたのも同じ理由で「記憶継承者=旧型雛見沢症候群の感染者」であるからだと思われる

 

なお旧来の雛見沢症候群寄生虫は宿主が死亡すると同時に消滅する(そのため研究には生体のサンプルを必要とする)

 

一方で雛見沢症候群2.0の寄生虫は、宿主が死亡しても別の人物に寄生することで生き延びるものだと思われる。つまり「鬼騙し編」でも宿主であるレナが死亡したため別の人物に寄生して発症させたという仕組みだ

また寄生虫は女王一匹のみで、複数の人物に感染することはない。そのため2.0に感染・発症していない村の住人に花粉症などのアレルギー症状が発生しうるというわけだ

 

つまり雛見沢症候群2.0の発症者は常に単独で、発症者=女王感染者である

仮に2.0の女王感染者を殺害しても、別の人物に寄生して発症させるため雛見沢村の全員を殺害しなければ意味がない

雛見沢村に存在するほぼ全員が雛見沢症候群2.0の駒であり、古手梨花の敵である

ひぐらしのなく頃に業 「電脳世界説」

※「うみねこ」「キコニア」のネタバレを含みます

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鬼狩柳桜の解釈

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祭具殿の立像に納められているとされる秘宝

その能力を簡潔に述べると「ループの断ち切り」である

古手梨花は殺されるたびに次のシナリオで目覚め、再び昭和58年6月を繰り返すことになるが、この鬼狩柳桜を用いて自害すれば古手梨花は二度と目覚めず、次の世界へとループすることはなくなる

 

しかし、厳密には古手梨花は世界をループしているわけではない

「100年を繰り返した古手梨花の意識と記憶」が「パラレルワールドに本来存在している古手梨花」を乗っ取り、上書きするという仕組みだからだ

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猫騙し編」のループは6月12日に古手梨花が目覚めたところで始まるが、このとき意識は既に「100年を生きた古手梨花」に乗っ取られており、その世界に6月11日まで生活していた古手梨花の意識や記憶は上書きされて消滅しまっているということになる

 

であれば、たとえば古手梨花が「祟騙し編」の世界において鬼狩柳桜で自害しようとも、「猫騙し編」の古手梨花は意識が上書きされないというだけで、11日以前の古手梨花自体はそのまま12日以降も存在しているはずである

 

つまり鬼狩柳桜の能力は、正確には「記憶の抹消」であると言えるだろう

 

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ちなみに紛失している鬼狩柳桜は雛見沢のどこかに隠されているはずで、「鬼騙し編」「綿騙し編」で入江診療所や園崎本家が捜索されていた

実際は既にバラバラに砕かれた状態で、沙都子の持つテディベアの内部に隠されているのではないかと考える

 

雛見沢症候群の解釈

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雛見沢症候群とは雛見沢村の土着の寄生虫(ウィルス)によって引き起こされる風土病である。そのルーツは地球外にあり、つまり宇宙由来のウィルスである

村民全員が感染しており、また村に訪れただけでも空気感染する

通常は支障がないが、強いストレスなどの影響で稀に発症することがある

発症者は強い疑心暗鬼により攻撃性を増し、最終的には錯乱・発狂状態となる。またリンパが異常な痒みを発し、自害に及ぶこともある

 

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オヤシロさま=羽入の正体は「雛見沢症候群の親虫」というべき存在で、これに感染しているのが女王感染者である古手梨花である

親虫である羽入は本来、雛見沢症候群をコントロールし、発症者を鎮静化する能力を持つが、旧作での彼女は不完全な状態であったためその真価を発揮できなかった

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昭和58年の雛見沢症候群は弱体化しており、発症しない限りは日常生活に支障を来たすことはない

しかし古代においては非常に強力なウィルスで、「感染者=発症者」だったのではないかと考えられる

つまり発狂状態がデフォルトであり、女王感染者に寄生する親虫(羽入)が常に鎮静しなければならない状態だったのである

そのため感染者は女王感染者のいる雛見沢村を離れると発症し、そして女王感染者が死亡すると村民全員が集団発症してしまうわけだ

この解釈を採用するならば、高野一二三の仮説は少なくとも古代の雛見沢においては正しかったことになる

 

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そして雛見沢症候群には記憶継承の機能も備わっていると考えられる
「鬼騙し編」「祟騙し編」で圭一が異なる世界の記憶を断片的に知覚しているが、旧作の「罪滅し編」ではより明確な記憶として知覚していた

基本的には断片的な記憶を継承する程度に留まっており、その記憶継承の発生自体も稀である。これは先述した通り雛見沢症候群は弱体化しているためだと考えられる

なお、この記憶継承をほぼ完全な形で行っているのが古手梨花ということになる

 

 

■上位世界の解釈

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ひぐらし」を含めた「when they cry」シリーズにおいては、人間たちのパラレルワールド(カケラ)を俯瞰する上位の世界(メタ世界)が存在している

猫騙し編」で梨花と羽入が会話している場所こそが、そのメタ世界である

メタ世界に存在する者たちは、複数に渡ってパラレルワールド(カケラ)を知覚することができ、そのためニンゲンを超えた存在として「魔女」と呼ばれることがある

ちなみに「100年を生きた古手梨花」も旧作の「賽殺し編」で「魔女フレデリカ・ベルンカステル」を自称するに至っている

メタ世界は肉体・物質に囚われない精神的な世界であり、そのため魔女たちは自我を喪失すれば自然消滅する。自身の存在を確立しない限り存在し得ない世界というわけである

 

 

このメタ世界の正体が「電脳世界」なのではないかと考えるのが今回の記事の主旨だ

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今回のアニメで、メタ世界の羽入が消滅する際、デジタル的なノイズの表現が用いられていた。これが単なる演出ではなく、意味を含ませた描写である可能性は否定できない

 

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なぜならシリーズ最新作の「キコニア」においては、人類の意識や記憶を巨大な電脳サーバーに移植するというテーマが語られるからだ

「キコニア」の舞台は第三次世界大戦より100年以上経過した未来の世界であり、この超未来で誕生した電脳世界が「ひぐらし」「うみねこ」に存在するメタ世界の正体なのではないかと考える

 

つまり雛見沢症候群とは電脳世界にアクセスするための超未来のナノマシンであり、これに感染した(寄生された)雛見沢村の住民は死後に記憶を電脳世界にアップロードすることができるのである

そしてウィルスを通じて電脳サーバー上の記憶データをダウンロードするのが記憶継承の仕組みというわけだ

 

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鬼狩柳桜の正体は電脳サーバー上の記憶データを消去するツールであり、このツールを用いて魔女フェザリーヌ(羽入の完全な姿)の記憶データを損傷させたことで人格変容が発生し、羽入の人格が誕生したのではないかと考えられる

この記憶データが修復されたことでフェザリーヌが復活し、彼女こそが「ひぐらし業」の黒幕ではないかと思われる

ひぐらしのなく頃に業 「猫騙し編」に向けて(出題編考察まとめ)

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■記事の前提

「鬼騙し編」「綿騙し編」「祟騙し編」の三編を「業」の出題編であるとする

 

■惨劇のルール

ひぐらし業」では惨劇に至るルールが旧作と異なる

旧作は惨劇の直接的な原因として以下の2つが存在した

 

Ⅰ. 雛見沢症候群発症者による凶行

Ⅱ. 鷹野三四の強い意志による殺人

 

Ⅰについては各編によって異なる人物が惨劇要因となる。「鬼隠し編」では圭一が、「綿流し編」では詩音が発症することで凶行に至った

Ⅱは各編に共通する殺人であり、女王感染者の梨花を抹殺し34号マニュアルに基づいて雛見沢村を滅菌する「終末作戦」のことである(ただし「綿流し編」などでは失敗に終わる)

 

ひぐらし業」での惨劇の原因は次のように変更されている

 

★仮説A 変更された惨劇のルール

ⅰ. 雛見沢症候群発症者たちは「対象者X」を守るために行動

ⅱ. 北条沙都子は「対象者X」を前原圭一に殺させるために行動

 

ⅰにおける「発症者たち」というのは、高いレベルで発症して疑心暗鬼に陥っている者だけでなく、フラッシュバックなどで旧作の記憶を継承している者も含む(旧作の記憶を完全に継承していると思われる古手梨花も含まれる)

※フラッシュバック(記憶継承)自体も雛見沢症候群の機能の一つであると考える

 

ⅰⅱに「対象者X」と記述されているのは、各編によって異なる人物が配置されており、旧作ルールX(発症者の凶行)のように不定形な設定になっているためである

 

以降、それぞれのシナリオを仮説Aに基づいて考察する

 

■鬼騙し編 考察

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「お父さんを守らなくちゃ…。私が家を守らなくちゃ…。」

 

「鬼騙し編」における「対象者X」はレナの父親である

 

このシナリオにおいては、レナがフラッシュバックにより「罪滅し編」の記憶を一部継承し、鉄平・リナを殺害(または殺害した記憶が現実と混濁)。自身の殺人が圭一に暴かれると誤解して殺害を目論んで襲撃したという筋書きである

 

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「鬼騙し編」においてレナが疑心暗鬼に陥り圭一を襲撃したことは当然ながら「対象者X」の護衛に結び付く行動だが、圭一が「鬼隠し編」の記憶を継承したことでレナを家に招き入れたことも「対象者X」の護衛に間接的に寄与している

 

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また梨花の助言も上記における圭一の記憶継承と同じ働きをしている

 

■綿騙し編 考察

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「私は圭ちゃんが大好き…。だから、…何がなんでも守りたいんだッ!」

 

「綿騙し編」における「対象者X」は前原圭一である

 

このシナリオでは魅音が「綿流し編」と詩音が「目明し編」の記憶を断片的に継承している。魅音が綿流しで圭一と合流直後に富竹たちとの接触を質問したのも記憶継承の影響だと思われる(祭具殿に侵入したことを察知したにしては情報が早すぎる)

魅音は祭具殿に忍び込んだ圭一を祟りの執行者から守ろうとし、また詩音も梨花が祟りシステムの中枢に位置していると誤解して凶行に至ったという筋書きである

 

 

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「あの子が…元凶なんだよ…」

詩音は「目明し編」で梨花に襲撃を受けており、その記憶を継承したと思われる

 

「綿騙し編」における魅音の行動(圭一の幽閉)は「対象者X」の護衛という点で不自然な点はない。しかし圭一が圭一を殺すという状況が設定されていることには疑問が残り、詩音の行動も意味を為しているようには見えない

 

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ただし、梨花失踪後における沙都子の態度の急変は圭一の自殺を誘導しているとすれば説明がつかなくもない(仮説Aⅱ)

 

「綿騙し編」についてはそもそも「対象者Xが圭一である」という見立てが誤っている可能性がある

 

■祟騙し編 考察

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「堪えねぇな。殺されたってここを退かねえぞ……!」

 

「祟騙し編」における「対象者X」は北条鉄平である

 

このシナリオでは「祟殺し編」の記憶を継承した圭一が、詩音による鉄平殺害などを阻止し、間接的に「対象者X」の護衛に貢献している

 

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一方で沙都子は虐待の事実がないにもかかわらず、教室で錯乱の演技を見せ圭一を鉄平殺害に焚きつけていた

 

最終的に沙都子は「鉄平は警察に連行された」と虚偽の証言をし、兄の形見として金属バットを持たせた圭一と鉄平を鉢合わせさせることで殺害させるように仕向けたが、圭一が奇襲を受けたため、彼女の目論見は失敗した

 

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「祟騙し編」の最後で圭一を襲ったのは鉄平ではなく、今回の発症者である大石。北条家に張り込み圭一を銃撃、逃げる沙都子を追跡し境内で発砲したと考えられる

 

■語り手は前原圭一

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ひぐらし業」の三編は圭一の視点を通して物語が描写されており、基本的には彼が場にいる事象や、証言や報告などで彼が伝え聞いた情報のみで構築されている

また全てのシナリオで最後まで生存しており、圭一が語り手であると解釈するのは妥当である

仮説Aⅱにおいて「沙都子は圭一に対象者Xを殺害させようと仕向けている」としたが、対象者Xは別に圭一自身が殺害する必要性はなく、むしろ「圭一が自ら対象者Xの死を確認する作業」が必要なのではないかと推測する

なお「ひぐらし業」において、ほぼ全ての死体は圭一が第三者から伝え聞いたものばかりであり、圭一本人が自身で確認したものではない

 

★仮説B 沙都子側の勝利条件

圭一が対象者Xの死体を発見すること(物語の中で死を確定させること)

 

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これは「鬼騙し編」の部活における「圭一がマジックペンを発見した場合、ゲームマスター魅音が罰ゲームを受けるという特別ルール」に通じている

 

御神体の空洞と祭具殿侵入

「綿騙し編」では富竹・鷹野・圭一・詩音の4人が祭具殿に侵入したが、「鬼騙し編」「祟騙し編」でも奉納演武の場に富竹たちの姿はなく、祭具殿侵入自体は三編に共通するイベントだと考えられる。少なくとも「鬼騙し編」でも彼らは自動車などを残したまま行方不明になっており、軽トラックを奪って逃走したと考えられる

しかしこれは、鷹野の「侵入に対する強い意志」が働いているわけではない

 

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「綿騙し編」で確認されたように御神体の頭部は既に破壊され、内部が空洞になっていた。つまり何者かが綿流し以前に侵入し、御神体に納められていた祭具殿の秘宝を持ち去ったと考えられる。(旧作では「鬼狩柳桜」と呼ばれる刀が納められていたが、今作でも同じかどうかは不明)

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鷹野が「秘宝を持ち去った犯人」と共謀していたとすれば、彼らの行動は一種の囮、カムフラージュだろうと推測できる。わざわざ祭具殿に侵入して逃走したとアピールすることで、真犯人から疑いを反らすのが目的である

 

なお、御神体の中身を持ち去った真犯人については、祭具殿の付近に住んでおり旧作でも侵入の前例がある北条沙都子が有力候補として挙げられる

 

 

★仮説C 御神体の秘宝

御神体内部の秘宝は全てのシナリオで沙都子が持ち去っており、富竹と鷹野はそのカムフラージュに協力している

 

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「鬼騙し編」「綿騙し編」で登場した作業着の男たちは、「御神体の秘宝」を捜索を目的としていたならば彼らの行動にも筋が通る。「鬼騙し編」では鷹野が犯人だとして診療所を捜索し、「綿騙し編」では詩音も侵入したため園崎家内部に踏み込んだというわけだ(彼らが旧作における「山狗」と同じ所属の存在であるかは怪しい)

 

古手梨花の殺害

旧作において世界をループする(正確には別のカケラ・ゲーム盤に移動する)条件として「古手梨花の死」があった

基本的に梨花の死自体は鷹野が緊急マニュアルを発動させるために発生していたが、「目明し編」「賽殺し編」のようにループのために死ぬシナリオも存在する

ひぐらし業」でもループの条件自体は同じで、第三者が次のシナリオを展開させる目的で梨花を殺害しているのではないかと考える

 

★仮説D 梨花を殺害する目的

ひぐらし業」で梨花を殺害しているのは沙都子である

目的は、勝利条件が達成できず次の物語にループさせるためである

 

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「鬼騙し編」において沙都子と梨花の死はお互いが包丁で刺し合ったことが原因で、「祟騙し編」で圭一と鉄平が殴り合った描写はそれの示唆である

 

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「綿騙し編」では「綿流し編」と同じく梨花の死はイレギュラーで沙都子によるものではない。廊下に落ちているのは凶器ではなく魅音が携帯するモデルガンで、境内で拾ったもの(祭の際に落としたと思われる)を届けに来たところ発症した魅音によって射殺された(魅音は錯乱して自殺か)

 

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「祟騙し編」では圭一が大石に殺害されたと思い、境内に戻って梨花を殺害。直後、大石に射殺される(警官の拳銃の装填数は5発。圭一、沙都子、魅音、詩音に発砲後、錯乱して自殺したか)

 

■ゲームを俯瞰する上位存在の魔女

※上位存在についての説明は省略する

「綿騙し編」において御神体の頭部は既に破損していたものの旧作のように腕が破壊されていたわけではなく、少なくとも完全な姿で存在している

これは「ひぐらし業」においてオヤシロさま=上位魔女フェザリーヌがゲームマスターの座に戻ったことの暗喩である

 

★仮説E 上位魔女の存在

ひぐらし業」のゲームマスターはフェザリーヌである

ひぐらし業」のプレイヤーはラムダデルタである

 

■ラムダデルタの駒

ひぐらし業」では沙都子がキーパーソンとなっており、旧作の鷹野のポジションに据えられている

旧作の鷹野はラムダデルタの駒として雛見沢のゲーム盤に並べられており、今回は沙都子が彼女の駒になっていると思われる

 

旧作の鷹野はラムダデルタと契約し「神になる」と宣言した。詳細は省くが、「東京の野村」がクライアントになり終末作戦を実行。神を貶めて自らを「オヤシロさま」と名乗るにまで至った

ひぐらし業」では終末作戦が実行されておらず、それは鷹野と野村の接触も存在しなかったことを意味する。小泉(雛見沢症候群研究を支援する東京の幹部)を失くして失意の鷹野に寄り添ったのは野村ではなく富竹で、そのため両者の関係は旧作よりも密になっている

 

ひぐらし業」の沙都子にも、「鷹野における野村」のような存在がいると推測され、その候補としては「田村媛命」が挙げられる

田村媛命は雛見沢症候群とは異なる寄生虫(ウィルス)の長であり、羽入のような存在。雛見沢症候群と敵対する動機は十分にある

 

旧作でのラムダデルタの駒、鷹野が滅菌作戦を勝利条件としていたとするならば、それはラムダデルタ側にとって「雛見沢症候群の消滅」を目的としたゲームであったことを意味する

ひぐらし業」も同様で、沙都子側の勝利条件を満たしたときに「雛見沢症候群の消滅」に繋がる何らかの作用が発生するのではないかと推測する

 

★仮説F ラムダデルタの駒たちの目的

田村媛命の動機は「雛見沢症候群の消滅による領土回復」

北条沙都子の動機は「症候群末期発症者である悟史の回復」

 

■フェザリーヌの駒

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力の衰えた羽入ではなく、フェザリーヌがGMとして展開する「ひぐらし業」のゲーム盤において、雛見沢症候群は完全にGM側(オヤシロさま)の支配下にある

つまり仮説Aⅰで示した症候群の発症者はフェザリーヌの駒であり、彼らはラムダデルタの指し手を阻むように行動する。また疑心暗鬼の発症者は最終的に自殺する傾向にある可能性がある

 フェザリーヌ側の勝利条件、ゲーム盤を再び開催した目的は不明だが、雛見沢症候群・特に記憶継承に関係していると思われる

ひぐらしのなく頃に業 「祟騙し編」考察 暫定版

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■時系列の確認

6月12日

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境内でバーベキュー

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鉄平の帰還

 

6月13日

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圭一のフラッシュバック

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沙都子の遅刻(祟殺し編では3日間欠席している)

 

6月14日

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沙都子欠席のため知恵が家庭訪問(これ以降、綿流し当日まで鉄平の目撃情報はない)

 

6月15日

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沙都子登校するも昼食中に発狂

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音来

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児童相談所直訴(1回目)

 

6月16日

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児童相談所直訴(2回目)

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大石が北条家訪問?

6月17日

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児童相談所直訴(3回目)

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町会・園崎家の説得

 

6月18日

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児童相談所直訴(4回目)

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沙都子からの事後報告

 

6月19日綿流し当日

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綿流し祭り

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北条家での惨劇

 

■沙都子の思惑

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皆殺し編と異なり救出後の沙都子には痣一つ存在せず、また祟殺し編のように沙都子に怒鳴りつける鉄平の姿を圭一が目撃したわけでもない

このことから虐待の事実はなく、沙都子による狂言の可能性が浮上する

ただし沙都子自身が「叔父に虐待されている」と主張したわけではなく、それ故に児童相談所も慎重な対応を進めることとなっている

 

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教室での嘔吐を伴う発狂が沙都子の演技だと仮定して、しかし「虐待があるような素振りを見せる」「児童福祉士に虐待の事実を否定する」という二つの行動は矛盾している

 

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しかし、圭一に鉄平を殺害するように仕向けるのが沙都子の目的だとすれば、この矛盾は解消する。なぜなら「沙都子が児童相談所に保護される=圭一が鉄平を殺害する動機がなくなる」からだ

 

6月13日の時点で登校するのは圭一に事態を把握させるためであり、その2日後、6月15日に教室内で発狂するのも圭一を焚き付けるためだとすれば筋が通る

 

■鉄平殺害を阻止する思惑

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沙都子にとっての誤算は6月13日の時点で、祟殺し編における鉄平殺しのフラッシュバックが圭一に発生していたことだ

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これにより圭一は沙都子の発狂を目の当たりにしても殺人を決意するどころか、むしろ詩音の衝動的な犯行を制止する側に回っている

つまり、このフラッシュバック(恐らくは雛見沢症候群の機能の一つ)は鉄平の殺害を阻止したい超常存在の思惑が介在していると考えられる

 

■綿流し当日の鉄平

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ひぐらし業」の語り手であろう圭一(基本的に圭一の視点で知り得た情報のみで物語が構築されている)本人が記憶を喪失しているため、綿流しの夜に現れた鉄平の存在が事実かどうかは判断に困る

 

ただ鉄平が大石に取り押さえられて連行されたというのは沙都子の証言でしかなく、沙都子に鉄平を殺害させる思惑があるとするなら、実際に鉄平がまだ北条家にいた可能性も十分に考えられるだろう

 

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つまり圭一を北条家に誘い出して悟史の形見である金属バットを渡し、その後に(実際は最初から家にいた)鉄平に襲われるような演技で圭一を焚き付け、半ば強制的に殺害させる手筈だったのではないだろうか

ただし、あくまで圭一に鉄平を殺害させるのが目的であり、圭一の負傷は沙都子にとっても想定外。沙都子の思惑に勘付いた鉄平が先手を打って圭一を襲撃したのだと思われる

 

ひぐらしのなく頃に業 「綿騙し編」時点での考察

 

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まずはチェス盤を見渡しなさい。
そして駒の動きと役割に気付きなさい。
―――ベルンカステル

 

■前提 反転ルールXYZ

 

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「業」のゲーム盤は雛見沢の惨劇を生み出すルールが反転している

 

ルールX 雛見沢症候群による凶行。信頼による惨劇

ルールY 富竹の生存(行方不明)

ルールZ 園崎ブラフの機能不全。雛見沢、特に古手家への不信

 

 

■前提 雛見沢症候群によるフラッシュバック

 

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「業」の雛見沢症候群は、異なる世界の記憶がフラッシュバックする機能を持つ。また

高レベルの発症に至ると記憶が完全に混濁する

 

■前提 フェザリーヌとラムダデルタ

 

「業」のゲーム盤のゲームマスターはフェザリーヌであり、その対戦相手はラムダデルタである

 

フェザリーヌ=オヤシロさまは雛見沢症候群の長であり、発症者は彼女の駒である。また女王感染者である古手梨花も今回はプレイヤーでなくフェザリーヌの駒である

 

■「鬼騙し編」と「綿騙し編」を比較

 

鬼騙し編

・ルールXによる発症者はレナ。自身の殺人が暴かれると誤解して圭一を襲撃

・富竹と鷹野は行方不明。翌日に大石が圭一に接触

梨花と沙都子の死体が、彼女たちの自宅で発見される

 

綿騙し編

 ・ルールXによる発症者は魅音? 圭一に危機が迫っているとして彼を幽閉

・富竹と鷹野は行方不明。軽トラで逃走する姿が目撃される。当日に大石が圭一に接触

魅音と沙都子の死体が、園崎本家廊下で発見される

梨花の死体が校内の便槽で発見される

・詩音・お魎・公由村長の死体が園崎家の古井戸から発見される

 

共通点

 ・発症者と思しき人物が圭一に接触する(ただし目的は殺害と保護で真逆である)

・富竹と鷹野が行方不明になる

・沙都子がまるで相討ちのような形で死亡する

梨花が死亡する(ただし死に方は不定である)

 

駒の動きを考察

 

発症者による凶行は綿騙し編では圭一を対象にしたものではないため、必ずしも圭一個人を標的にする駒の動きではない

 

鬼騙し編・綿騙し編に共通して発症者には保護する対象が存在するが、その対象は不定である(鬼騙し編ではレナの父親、綿騙し編では圭一が該当する)

 

富竹と鷹野の行方不明は必ず発生するため、鬼騙し編と綿騙し編で彼らの動きは同じである可能性が高く、鬼騙し編でも祭具殿に侵入していると考えられる

 

梨花の死亡状況が不定であるため、旧作のような強固な意志での殺害かは疑問(ただし「綿流し編」はイレギュラーなシナリオであるため、同じく「綿騙し編」もイレギュラーだと仮定するなら現状の情報で判断するのは難しい)

 

沙都子の死亡状況が共通するため、何らかの強固な意志が作用している可能性が高い

 

■仮説 倒すべきキングの駒が不定である

 

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「鬼騙し編」「綿騙し編」に共通して発症者には保護しようとする対象が存在した。そしてレナも魅音も対象を守るため凶行に至っている

 

各シナリオにおける保護の対象、これがフェザリーヌ側の最も重要な駒=キングである

 

つまりゲーム開始時点で「フェザリーヌ側のキングが誰であるか」の設定が毎回異なるのだ

 

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そしてキングを守る駒=発症者には雛見沢症候群のフラッシュバックで事前に危機を察知させ、さらに疑心暗鬼の増大によって警戒心を過剰に駆り立てることで、あらゆる敵からキングを守り通させるのである

 

■仮説 古手梨花はクイーンの駒である

 

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女王感染者である梨花は文字通り、フェザリーヌ側のクイーンの駒だ。強力だが、この駒を討ち取られたところで敗北するわけではない

 

つまり「業」において古手梨花の生存は勝利条件に関係しない

 

また古手梨花の駒の役割は惨劇を手引きすることである。「鬼騙し編」では圭一にレナへの警戒を解かせ、「綿騙し編」では魅音に圭一を保護する動機を、さらに古手家への不信感を魅音たちに植え付けた

 

■仮説 北条沙都子という駒の動き

 

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「鬼騙し編」での沙都子は梨花を殺害しようとして相討ちにもつれ込んだ可能性が高い。また「綿騙し編」では園崎家を訪れるも魅音と相討ちで死亡したと考えられる

 

二つのシナリオで、沙都子が襲撃したと思しき相手は全く異なる。ただ、共通しているのはどちらもフェザリーヌ側の駒であるという点だ

 

沙都子はラムダデルタ側の駒であり、恐らくクイーンである

 

沙都子は旧作での鷹野のポジションに該当すると考えられる

 

そして鷹野と同じく梨花の殺害を目的としているならば、「綿騙し編」で園崎本家を訪れたのは「行方不明の梨花が匿われている」と勘違いしたからである(そして疑心暗鬼を発症している魅音に殺害された)

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「綿騙し編」の梨花魅音か詩音のどちらかによって殺害されている可能性が高い(イレギュラーパターン)

 

仮説 御神体に隠された秘宝

 

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「綿騙し編」で詩音が落下させた御神体の頭部は最初から既に破損していた。これは綿流し以前に何者かが祭具殿に侵入し、御神体内部に隠されている秘宝のようなものを持ち去ったためである

 

これは二つの編で共通して発生する、富竹と鷹野の行方不明にも関係してくる

 

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富竹と鷹野が毎回行方不明になるのであれば、「鬼騙し編」でも祭具殿に侵入したと考えられる。実際、富竹はどちらの編でも梨花の演舞を撮影していない

 

富竹・鷹野が行方不明になる=トラックを奪って逃走する理由は、祭具殿への侵入が発覚して何者かに命を狙われているためだ。それは単に祭具殿の禁を侵したからではなく、御神体内部の秘宝の紛失していたことで、富竹たちが秘宝を盗んだのだと誤解されたからだと考えられる

 

この秘宝はフェザリーヌ側にとってゲームを左右する重要なアイテムであると考えられる。そのため不可侵領域の祭具殿、さらに御神体の中に隠すという厳重な守りを敷いているのである

 

また大石が富竹たちの動向を探るのは、彼らが行方不明だからではなく、秘宝を持ち去ったと誤解しているためだ。「綿騙し編」で祭り当日の夜に圭一に急接触したのは、圭一が祭具殿に忍び込んだ共犯者だからだ。つまり大石もフェザリーヌ側の駒である

 

そして秘宝を持ち去った真犯人は沙都子である。祭具殿の扉は南京錠で施錠されているが、屋根の通気窓から侵入できるという事実を沙都子は知っている

 

秘宝の正体は不明。旧作通りなら「鬼狩柳桜」が納められているはずだが、御神体そのものが左右反転しているため、それとは異なるものが隠されている可能性もある。また神具の類ではなく、雛見沢症候群の治療薬・特効薬、それについて記された古文書の類かもしれない

 

■仮説 北条沙都子とラムダデルタの勝利条件

 

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 沙都子の勝利条件=ラムダデルタの勝利条件は、御神体の秘宝を用いてフェザリーヌのキングを討取ることだ。だだ相手のキングが特定できないため、女王感染者である梨花の殺害を実行している

 

キングを討取られたことによりフェザリーヌの敗北が決定し、雛見沢症候群を消滅させることで悟史が目を覚ます。これが沙都子という駒の勝利条件である

 

たとえば女王感染者ならぬ「王感染者」と呼ばれる親虫が存在し、その対象を治療・殺害することで雛見沢症候群が機能停止するなどの展開が考えられる。旧作では女王感染者の死によって全感染者が発狂することを前提にした34号マニュアルが存在したが、今作では梨花の死亡発覚後であってもマニュアルに基づいた滅菌作戦が実行されていない。雛見沢症候群、とりわけ「親虫」の設定に根本的な変更が行われている可能性は高い

 

逆にゲーム内で悟史が死亡すれば沙都子の勝利条件は満たせなくなる。つまり悟史はラムダデルタ側のキングの駒である

 

予想 カギを握るのは北条鉄平?

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「鬼騙し編」ではレナの父親、「綿騙し編」では圭一が、発症者の保護する対象となっていた。共通するのは、どちらも男性である点と、最近になって(竜宮家の場合は再び)村に住むようになった点だ。

 

この二つの点に該当し、「祟騙し編」のキーパーソンとなるだろう人物がいる。それは北条鉄平だ。ここで「祟騙し編」のキングは北条鉄平だと予想する。

 

ラムダデルタのクイーンである沙都子フェザリーヌのキングである鉄平。出題編を締めくくるに相応しいシナリオとなりそうだ。