140字で足りないこと

最近「うみねこのなく頃に」を始めました。

ひぐらしのなく頃に業 真相考察(猫騙し編2話時点)

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雛見沢症候群2.0(仮)

「業」の雛見沢で凶行に至る人物は「雛見沢症候群2.0」の発症者である

 

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以下が2.0の特徴である

発症すると狂暴化し、リンパ腺に異常な痒みが発生する

単独の寄生虫によって感染するため、女王感染者しか存在しない

(追記:女王感染者を母体として感染者を増やすのが目的か)

宿主死亡後にも寄生虫は消滅せず、死体から次の宿主へ感染する

宿主が死亡しない限りは、次の対象へ寄生することはできない

発症者は記憶継承者(従来の雛見沢症候群(1.0)感染者)の殺害を目的として行動する

 

■女王感染者の変遷

猫騙し編」における圭一発症パターンでは6月13日に惨劇が発生しており、つまり6月13日の時点で既に死亡している人物が(古手梨花のループ起点における)最初の女王感染者であることがわかる

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その人物は「間宮リナ」

本名は間宮律子。園崎組系列の風俗店で働く女で、鉄平の愛人でもある

 

●鬼騙し編

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間宮リナは鉄平と美人局を画策し、竜宮家に近づくがレナによってダム現場で殺害される

間宮リナの死体から2.0がレナに感染。発症したレナは記憶継承した1.0感染者である圭一を襲撃するも返り討ちに遭い死亡する

レナの死体から、第一発見者あるいは圭一本人に2.0が感染して梨花を殺害。その際に抵抗した沙都子も殺害した

 

●綿騙し編

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間宮リナは知人と画策し園崎組への上納金を横領、組によって拉致され殺害される

間宮リナの死体から園崎組の人物に2.0が感染。さらに園崎家の人物を経由し魅音に感染(経由先としてお魎や詩音などが考えられる)

発症した魅音は園崎本家を訪ねてきた沙都子を射殺するも、同じく園崎本家で作業中だった山狗に殺害される

2.0は山狗の一人(梨花と校舎裏で会話していたらしき人物)に感染し発症、梨花を殺害し便槽に遺棄した

 

●祟騙し編

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間宮リナは痴情のもつれから鉄平に殺害される

間宮リナの死体から2.0が鉄平に感染。発症した鉄平は雛見沢に戻り、綿流し当日に1.0感染者である圭一を襲撃するも返り討ちに遭い死亡する

リナ殺しで北条家をマークしていた(沙都子が匿っていると睨んでいた)大石が鉄平の死体を発見して2.0に感染。現場の金属バットを拾って境内の梨花たちを襲撃して殺害した

 

猫騙し編

赤坂:間宮リナの死体から警察関係者を経由して感染

茜 :間宮リナの死体から園崎組関係者を経由して感染

公由:間宮リナの死体から住民を経て感染(経由先が多いため21日と比較的発症が遅い)

圭一:間宮リナの死体を発見して感染(死体に沸いた蛆から「蛆湧き病」を連想した)

 

鬼狩柳桜

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雛見沢症候群2.0の「宿主が死亡すると別の宿主に寄生する」という性質を「死が新たな始まりでしかない繰り返す者」と見立てることで、鬼狩柳桜の能力が有効となる

つまり2.0の女王感染者を鬼狩柳桜で殺害することで、新たな感染を防ぐことができる

 

北条沙都子

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沙都子は2.0と敵対する寄生虫の女王感染者である

記憶継承しているわけではなく、寄生虫である上位存在の神託を受けて行動している

鬼狩柳桜の存在を把握し、祭具殿へと侵入して立像を破壊した

 

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「業」の世界では祭具殿の格子窓に破損はないが、沙都子は南京錠程度であればピッキングできるため、祭具殿の鍵が変更された一昨年あたりから梨花のループ始点である6月12日までの間に行われたと思われる(そのため悟史が関与している可能性もある)

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持ち出した鬼狩柳桜はバラバラに砕け散ってしまったため、そのカケラの一つが立像の中に取り残されていた

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鬼狩柳桜の残りのカケラたちは沙都子のぬいぐるみの中に隠されていると思われる

 

「鬼騙し編」では2.0発症者の襲撃を受けて死亡し、「綿騙し編」では梨花の失踪を圭一が発症したと睨んで園崎本家を訪ねるも魅音に殺害された

「祟騙し編」で2.0感染者が鉄平であると確信したため圭一に殺害させようと焚き付けたが失敗する。綿流し当日、圭一に鬼狩柳桜を託そうとしたところで逆に鉄平の襲撃を受けてしまった

 

■山狗

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「業」の山狗は鷹野の私兵ではなく、別の人物に買収・懐柔されている可能性がある

山狗を買収しているのは間宮リナ以前の女王感染者と考えられ、山狗には鬼狩柳桜の情報が伝達されている

綿流し当日に富竹と鷹野が祭具殿に侵入したため、盗難を疑い二人を尾行。勘付いた富竹たちは足が付かないように他人のトラックを奪って逃走した

鬼狩柳桜が紛失していることから雛見沢村を捜索。「鬼騙し編」で入江診療所が改装作業を行っていたのはそのためであり、「綿騙し編」では詩音も侵入したため園崎本家でも捜索が行われた

 

■上位存在

ひぐらし」の世界において人ならざるもの(魔女と呼ばれる上位存在)たちはアバターとして寄生虫(ウィルス)の姿を借りてニンゲンの脳内に寄生している

(上位魔女のアバターはニンゲンとは限らない。「うみねこ」で魔女ベルンカステルは黒猫をアバターにしている)

羽入の正体は雛見沢症候群の女王感染者に受け継がれる寄生虫であり、似た存在として田村媛命などが挙げられる

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梨花の目が赤く光る演出は、恐らく脳内寄生虫(上位存在)に梨花が操られているタイミングで発生している

しかし本来梨花の脳内に寄生していた羽入が消滅している以上、この操り主の正体も羽入(1.0の寄生虫)とは異なる存在である可能性が高い

その寄生虫とは100年をループした古手梨花の人格そのものである

旧作で上位存在に昇格した古手梨花=魔女ベルンカステルが、寄生虫アバターとして梨花の脳内に寄生していると考えられる

 

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また沙都子の脳内寄生虫の正体は魔女ラムダデルタ(寄生虫自体は田村媛命)、2.0の寄生虫の正体は魔女フェザリーヌ(人格が修復された羽入2.0)であると思われる

 

■真相は寄生虫の派閥争い?

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鉄平はアパートの異臭に気付いておらず、恐らく彼の病状は花粉症などのアレルギー性鼻炎だと思われる

しかし「罪滅し編」の鷹野のスクラップ帳には、雛見沢症候群(1.0)の感染者を検査したところアレルギー反応が見られなかったことが記載されていた

以上から、「業」における昭和58年の盤面では雛見沢症候群(1.0)がほぼ消滅しているという推測が立つ

 

「神姦し編」では、日本全土のニンゲンが土着の寄生虫である「田村媛命」の眷属(羽の民)に感染していたが、あるとき宇宙より飛来した「羽入」を親とする「角の民」の寄生虫が雛見沢に根付いてしまったというエピソードが語られている

なお「羽の民」は「角の民」よりも弱いため、「羽の民」の感染者にも「角の民」は感染することができる(その逆は不可能)

 

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「業」の盤面は、雛見沢症候群が発生した古代雛見沢の状況を再現したものである

 

黒幕である「羽入2.0」の目的は女王感染者を乗り継ぎ、それを母体として寄生虫(ウィルス)を複製し、雛見沢住民全員に感染させることである

沙都子に寄生した「田村媛命」は2.0の感染拡大を阻止すべく、女王感染者に対抗するための鬼狩柳桜を持ち出している

梨花に寄生した「フレデリカ寄生虫(仮)あるいは羽入1.0」の寄生虫(ウィルス)も当然「田村媛命(羽の民)」感染者にも寄生できると思われ、2.0はそれを阻止するために女王感染者である梨花を狙っているのである